Wrangler
Wrangler
ワークウェア/アメカジ/ストリートファッション/カジュアル
Wrangler(ラングラー)は、1947年にアメリカのノースカロライナ州で設立された、デニムウェアの代表的なブランドです。カウボーイやワーカーのための高品質なデニムを提供することを目的として始まり、現在ではカジュアルファッションの象徴的存在として知られています。
ブランドの歴史 Wranglerの歴史は、1943年にHudson Overall CompanyがBlue Bell Overall Companyを買収し、その後、Wranglerというブランド名を採用したことに始まります。1947年、プロフェッショナルカウボーイのニーズに応えるために、ラングラーの最初のデニムライン「13MWZ」が発売されました。このラインは、プロのロデオ選手の意見を反映して設計され、耐久性と快適さを兼ね備えていました。
1950年代には、ラングラーはカウボーイや西部劇のスターたちに愛用され、アメリカ全土で人気を博しました。特に、1952年にプロフェッショナルロデオカウボーイ協会(PRCA)の公式ジーンズとして認定されたことで、その地位を確立しました。1970年代には、ラングラーはデニムファッションのアイコンとして、若者文化にも浸透しました。
特徴 Wranglerの特徴は、耐久性と機能性を重視したデザインにあります。特に、カウボーイやワーカー向けの製品が多く、過酷な環境でも長持ちする頑丈なデニム素材が使用されています。また、ラングラーのデニムは、クラシックでシンプルなデザインが多く、時代を超えて愛されるスタイルを提供しています。
派生ブランドとグループ企業 Wranglerにはいくつかの派生ブランドがあります。例えば、若者向けのカジュアルラインであるWrangler 20Xや、女性向けのWrangler Auraがあります。また、アウトドア向けのWrangler Riggs Workwearや、ヴィンテージ感を重視したWrangler Retroなど、多様なニーズに応える製品ラインを展開しています。
Wranglerは、Kontoor Brands, Inc.の一部として運営されています。Kontoor Brandsは、WranglerとLeeの両方を所有しており、グローバルな市場でデニムウェアのリーダーシップを維持しています。
業績 Wranglerの業績は、設立以来一貫して好調を維持しています。特に、1950年代から1970年代にかけてのデニムブームの時期には、急成長を遂げました。近年では、サステナビリティに配慮した製造プロセスの導入や、デジタルマーケティングの強化など、現代の消費者ニーズに対応するための取り組みを進めています。
代表的なアイテム
13MWZ
ラングラーの大定番モデルである13MWZ。ブランドを象徴する「7-ICONS」を踏襲し、13ozのブロークンデニムを採用したストレートシルエットで丈夫さも備える。1975年には、PRCA(全米プロロデオ協会)公認ジーンズとして認定された 。
77MWZ
13MWZと双璧を成すラングラーの定番モデル。クラシカルな雰囲気漂うフレアー感が特徴の王道ブーツカットシルエット。基本的なディテールは13MWZと同じだが、リベットがバータック(カンヌキ)となっている。
127MW
ラングラーロングセラーモデルのカウボーイシャツ。程よくシェイプされたウエストラインに、長めにセットされた着丈が特徴。両胸のフラップポケットには、ペンスロットを搭載、タウンユースでも使い勝手がよくデザイン性と機能性が融合されたカウボーイシャツの完成形。7oz右綾デニムを採用。